そろそろ脱出

福祉の仕事はは昇進出来なければ地獄だよ。

知的障害者施設支援員何を勉強すればなれるのか?

知的障害者施設支援員何を勉強すればなれるのか?

知的障害者施設支援員何を勉強すればなれるのか?

知的障がい者施設に就職したい、または面接を受けたよ!など、これからこの業界を担う方に、こんな(どんな?)わたしでも何かアドバイスできればよいな、と考えております。

 

わたしは知的障がい者の方と関わり始めて10年くらい経ちましたでしょうか。そもそも正直言うと、やりたくなかったです。それは知的障がい者の方に接したくないという意味ではなく、わたしは発達障害と過活動膀胱という病気があり、今でもそうなのですが仕事どころではないのです。

 

ただ、そんな風にしながらも、仕事を続けているうちに学んだことは、非常に多かったと思います。今日はその経験を活かして、知的障がい者施設の支援員はどのような勉強をすれば、しておけばよいのか?

 

というお話しをしていきます。参考になればうれしいです。では始めていきますね。

 

 

知的障がい者でも健常者でも人に変わりなし。

はい。まずはですね。これは一番大事なことなのですが、一見施設に入所している知的障がい者の方は、毎日こだわりの行動ばかりし、気に入らないと手がつけられない行動をとり、または自分に対して激しく手を上げてみたり、無断外出をし、どのように接してよいのかまったくわからない!と思う方も多いのではないかと思います。

 

そして知的障がい者施設というのは、その性質上「もっとも野生動物に近い状態の人間が住んでいるところ」と私は考えています。

 

そのような利用者の方は、他人に何か良からぬことをしてしまうことも多いですので、そのような人間をある程度コントロールできないと、自分が標的になることもしばしなあります。

 

ですので、一番先に勉強しなければならないのは、断言します。

 

心理学です。


また、特別に何か生活支援員になるには資格が必要なわけでもなく、やる気さえあり、採用試験に合格すれば、なれるのです。

 

人間には健常者でも知的障がい者でも、共通の感情があります。食べたい、眠い、怖い、疲れた、飽きた、など一日のうちそのような感情を繰り返しています。

 

まず一番知的障がい者施設で働き始めたら、その職場環境にもよりますが、重度の自閉症や、その方のこだわりには注意し、自分を守りましょう。それが一番最初に学ぶべき勉強で現場における心理学です。

 

もちろん施設のユニットなどによっては、こだわりの少ない穏やかな利用者ばかりいるところに配属される可能性もありますが、前述しましたが利用者は時に動物的なことを多々しますので、それには備えた方がいいです。

 

これにはいかに利用者様があなたに対して、逆らえない存在であると認識させられるかが重要なポイントです。

 

あなたがどこまで自分にとって許してくれる存在か?

 

あなたがどこまで油断の多い存在か?

 

あなたがどこまで勝てない存在か?

 

を初めてあなたに出会った利用者様は駆け引きを繰り返し、動物的に確かめるはずです。

 

知的障がい者施設での支援は「飴と鞭」なのです。わたしが経験した施設では「鞭」しか与えられない職員ばかりで、見ていても本当につまらないし、そうした職員の子供もやはり、「あれちょっとおかしい子供だな」と違和感を感じたこともありました。

 

利用者様も職員支援員も同じ人間です。飴と鞭を心理学をベースに上手に使い分ける、それがわたし個人が考えた施設職員が一番最初に学ぶべきことだと思っています。

 

では心理学といっても、どんな風に学べばよいのか?次の章で説明していきます。

 

 

ベースになる「アドラー心理学

アドラー心理学をご存知でしょうか?もしもあならがまったく心理学というものを学んだことがない、というのでしたら、まず最初の入口として「アドラー心理学」を学ぶことをお勧めします。

 

心理学と言うと、ユングフロイトを思い浮かべる方も多いと思いますが、現在の若い方は書籍などでもアドラー心理学の方が流行っていますし、流通していますので、なじみのある方も多いのではないかと思います。

 

具体的にこのアドラー心理学を学ぶことが、どう施設支援に活かされていくのでしょうか?まずアドラー心理学を学ぶということは、人間の根源を学ぶということからのスタートになります。

 

根源から・・・・というと遠い道に思う方もいらっしゃると思いますが、先ほどもご説明したように、知的障がい者も支援員も同じ人間ですので、「おなじことを考える」ことは非常に多いはずです。

 

そして人間は「劣等感」が行動の根源であると、アドラーは言っています。

 

ですので心理学を学ぶことにより、利用者の心理に近づくことができれば、利用者様もコントロールできますし、知的障がい者以外でも、自分の子供や他人でもコントロールは可能になるのではないか?とわたしは考えています。

 

そして少なくともそうした心理学を学ぶと、鞭しか与えない、という支援の仕方にはならないはずです。少なくともその時点で利用者様のあなたへの見方は少し変わるはずです。

 

ただアドラー心理学には「人間は対等である」とう考え方から、人が人を評価することも違うと教えています。評価する時点でその関係は対等ではありません。

 

ただ、こうしたアドラー心理学に然り、なにかしら人間を学ぶことは、人生においても仕事においてもプラスになることばかりだと思いますので、是非一度そうした著書を著お読みになってみることを強くお勧めいたします。