そろそろ脱出

福祉の仕事はは昇進出来なければ地獄だよ。

生活支援員に向いている人と、きっと向いているから上司なのであろう上司たちの観察。

生活支援員に向いている人と、きっと向いているから上司なのであろう上司たちの観察。

皆さんこんにちは。現役で生活支援員のお仕事をしております、峰岸です。このブログを訪れていただいた皆さんは、生活支援員として長く働きたいと考えている方や、途中で自分にはこの仕事が向いているのだろうか?と考えている方など、様々いらっしゃるとは思いますが、今日は私が普段現場で、職場の人たちを観察していて、生活支援員に向いているのは、このような性格の方だな、と感じたことをお話ししていきたいと思います。

 

 

まずは自分峰岸は生活支援員に向いているか、というお話し。

生活支援員の仕事場は主に大きく分けて二つあります。それは施設とグループホームです。

 

その中で特に施設入所している利用者様は地域移行できない利用者様ばかりですので、私は今でもそうした施設に入所している利用者様のことや、施設で働いた数年間のことを思い出すと、私は動機がしたり、めまいがしたり、怖くなって動けなくなったりします。

 

自分は生活支援員には向いていないと思います。

 

私は数年前に、今の社会福祉法人で知的障がい者支援施設に配属になりましたが、毎日毎日そこでは、利用者は常に失禁して歩き、事前にトイレ誘導をする者もなく、私がトイレ誘導をしているば、その間に他の支援員は利用者を見ていなかったために、事故を起こし、利用者が失禁しても誰も対応しようとはせず、私が対応していると、戻れば何かしら事故や事件が起きていて、夜勤になれば真冬に裸で施設を抜け出す利用者がいて、脱走されないようにマークしていると監視している、虐待だと言われ、スタッフルームも汚い、緊張の連続、早く帰りたいのに行事ばかりある、そのたびに計画書の作成、記録は勤務が終了してから、毎日遅い帰宅。

 

そんな毎日に私は耐えられませんでした。

それは、私が耐えられなかっただけで、そのような世界や、私とは反対側の立場や環境の支援員を仲間として好きになれれば、この仕事も楽しいのではないでしょうか?実際に私以外は、皆さん楽しそうにお仕事をされていました。私は今はグループホームの仕事をしていますが、(以後GH)GHの利用者様は未成熟な方が多いですが、健常者には近いのだと思います。施設の利用者様は獣に近いと思います。

 

そんな獣の世話を私一人に押し付けられていた感じがして、私は好きになれませんでした。この仕事も、利用者様も、周囲の職員も、すべて。

 

 

 

生活支援員に向いているタイプ

生活支援員に向いている人と、きっと向いているから上司なのであろう上司たちの観察。

生活支援員に向いている人は、ずばり言いましょう。

 

いつも笑顔でいるタイプ。ただひたすらいつも、何があっても笑顔でいるタイプ。

 

だと思います。ただ、いつも笑顔でいる、ということは、大体どの仕事においても、基本的なことですし、難しい話しではありません。

 

ただ、私は施設のお仕事をしているときに、いつも笑顔でいることはできませんでした。とにかく毎日忙しく、夜勤前も家族が散らかしていった家の片づけをし、共働きですから、嫁にばかり負担をかけられないので、一生懸命家事も行い、仕事をしているときは疲労しており、仕事もつらく、心因性の頻尿という病気もありました。

 

そこで私は次のように思い感じましたし、他の支援員の方はそもそもが、私とは大きく違いました。それが次の点です。

 

 

・大体皆は家でも職場でも、ゆっくり伸び伸び好きなことだけできる。(その証拠に大体みんな弁当は誰かが作ってくれたものであったり、コンビニで買ったものである。私には金銭的余裕すらない。)

 

・そもそもみんなお金がある。生活支援員の給料じゃとても生活できないが、家だったり、配偶者だったりが足りない部分を補うだけの所得がある。(正直それは、車や食べ物、持ち物を観察しているだけでもわかる。)

 

・基本的に群れるのが好きでしかたがない。

 

・とても健康だ。

 

 

と、多くの方が私とは真逆であり、大体の方は楽しんで仕事をしているのかもしれません。そして、昇進できるかどうかは別にして、これらの点がこの仕事に向いている条件なのかもしれません。

 

 

生活支援員に必須なこと。

もしもこの記事をお読みの方で、これから生活支援員になりたいと、お考えの方がおりましたら、自分が上記の点に当てはまらない場合は、私はよほど覚悟が必要なのではないかな、と思います。

 

決してやりがいのない仕事ではないので、やりがいばかりあり、仕事量も山のようにあるので、もう仕事ばかりしていたいと思うのであれば、なかなかお勧めの仕事ではあります。

 

また、先にも述べましたが、笑顔でいられないのであれば、どんな仕事も向いていない可能性はあります。病気の人、常にどこかが痛い人、人を信じられない人、そんな私のような人は、私のように楽し(そうに)生活支援員の仕事はできないかもしれません。

 

生活支援員の仕事に限らず、笑顔で乗り切れることは多いと思います。

 

 

生活支援員になりたいですか?

私は生活支援員の仕事をしていますが、出世コースからは外れてしまいました。それも仕方のないことです。好きでこうなったわけではないですし、無理をすることもできません。今まで私は自分の病気と闘いながら、かなり自分で「死んでしまうかも」と思うくらい無理をしました。そうすると、もう体が警戒ばかりして、なにも前に進めません。

 

ただ、振り返れば、この仕事をしていて良かったなと感じることは沢山あります。それは気づかせてくれたことも沢山ありますし、教えていただいたことも沢山ありますし、それが、今の私の生活のすべてになっていますので、感謝の気持ちも沢山あります。

 

数年前、昔、上司がこの支援員はダメな支援員だから教育しろ、と鬼のような先輩支援員に私の教育を命じました。その日々もなかなか狂っていました。毎日毎日つまらないことで叱責され、その時はちょうど長男も生まれたときだったので、とにかくへこたれずに頑張ったのを覚えています。とにかく私も行き届いていない部分は沢山あったかもしれませんが、部下の教育なども下手でしたね。

 

そういう時代だったのかもしれませんし、私もそれに負けただけなのかもしれません。

 

今日はここでおしまい。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。